葉酸で貧血予防に取り組みましょう!

貧血と一口にいっても、血液の状態によって、鉄欠乏性や巨赤芽球性など、さまざまな種類に分けられます。このうち、葉酸とビタミンB 12の不足が原因となて起こる貧血を、巨赤芽球性と言います。

 

葉酸とビタミンB12はともに手を取り合って、血液中の赤血球を作り出す働きをしています。このどちらかの量が減ったり増えたりしてバランスが崩れると、正常な赤血球が作られません。異常のある大きな赤血球が、巨赤芽球と呼ばれています。巨赤芽球は正常な赤血球ではないにもかかわらず、通常の赤血球と同じように血液中に放出されます。もちろん、赤血球のように体の隅々に酸素を届け、二酸化炭素を排出するといった働きはできませんから、酸素が足りなくなった体には不調が出てきます。この状態を、貧血と呼ぶのです。

 

ちなみに、鉄欠乏性は貧血の症状が見られる人の中で、最も多いと言われていますが、こちらは、赤血球を構成する鉄分が不足することで、赤血球が小さくなってしまい、十分な働きが出来なくなってしまうものです。食事療法が中心となりますが、ひどい場合には鉄剤という、鉄分で構成される錠剤を処方されます。

 

鉄分も葉酸も、どちらも含む野菜の代表はホウレンソウです。身近な野菜ですから、手軽に食事に取り入れることが出来ます。肉類では、鶏のレバーにどちらの栄養素も豊富に含まれています。妊活中の女性には、どちらも積極的に取り入れていただきたい栄養素です。貧血の状態が長く続くと、不調に悩まされるのはもちろんのこと、血流が悪くなり、子宮の働きも悪くなることが分かっています。子宮の働きが悪くなると、せっかく受精しても受精卵が着床しにくくなったり、育たず流産してしまったりと、とても残念な結果になってしまいます。授乳中も母乳育児をしていると貧血になりやすいといわれています。良質な母乳は良質な血液から造られるもの。血が足りないと、おいしい母乳も作られません。出産後も葉酸を意識して取り、良い母乳を赤ちゃんに与えてあげたいですね。